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December 30, 2006 | 米流時評
'I Saw Fear, He Was Afraid' | By Michael Hastings | Newsweek In a NEWSWEEK exclusive interview, the man hired to videotape Saddam Hussein’s execution recalls the brutal dictator’s humble final moments. WEB EXCLUSIVE | DEC. 30, 2006 — Ali Al Massedy was 3 feet away from Saddam Hussein when he died. The 38 year old, normally Iraqi Prime Minister Nuri al-Maliki's official videographer, was the man responsible for filming the late dictator's execution at dawn on Saturday.... 「サダムの顔に恐怖を見た」 By マイケル・ヘイスティングス記者 サダム・フセイン絞首刑のビデオカメラマンが語る、凶暴な独裁者が最後に見せた意外な顔 2006年12月30日 | ニュズウィーク誌サイト掲載独占記事 | 全訳 by ysbee アリ・アルマセディは、サダム・フセインが死ぬ瞬間、彼からわずか3フィート離れたところにいた。普段はヌリ・アルマリキ・イラク首相の公式ビデオカメラマンである38才の彼は、土曜の夜明けに執行された元独裁者の死刑の、一部始終を撮影する任務を負った人物である。 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 3-foot away witness "I saw fear, he was afraid," Ali told NEWSWEEK minutes after returning from the execution. Wearing a rumpled green suit and holding a Sony HDTV video camera in his right hand, Ali recalled the dictator's last moments. "He was saying things about injustice, about resistance, about how these guys are terrorists," he says. On the way to the gallows, according to Ali, "Saddam said, ‘Iraq without me is nothing.’" 3フィートの至近距離で死を目撃 「彼の顔には恐怖が浮かんでいました。」死刑執行から戻って間もなく、アリはニューズウィーク記者にこう語った。くたびれたグリーンのスーツを着てソニーの高画質ビデオカメラを手にしたアリは、独裁者の最後の瞬間をこう回想する。「サダムは、不正だとか抵抗だとか、あいつらはテロリストだとか、そんなことを口走ってました。」絞首台に上がる途中で、アリが聞いた限りではサダムはこう言った。「俺のいないイラクなんて何の意味もない。」 Absolute, instant death Ali says he followed Saddam up the gallows steps, escorted by two guards. He stood over the hole and filmed from close quarters as Saddam dropped through—from "me to you," he said, crouching down to show how he shot the scene. The distance, he said, was "about one meter," he said. "He died absolutely, he died instantly." Ali said Saddam's body twitched, "shaking, very shaking," but "no blood," he said, and "no spit." (Ali said he was not authorized to disclose the location, and did not give other details of the room.) 死刑執行、即死の瞬間 アリの証言によると、彼はサダムが二人の監視員に付き添われて絞首台へ上がるのに随行した。彼は絞首台の穴の上に立って、至近距離からサダムが絞首刑後その穴に落ちる過程を撮った。「あなただけに教えるけど」とどんなふうにそのシーンを撮ったかをしゃがんで見せながらこう言った。彼の言によると、被写体との距離は約1メートルほど。「完璧に死にましたよ。即死でした。」 アリの目撃したところによると、サダムの身体は痙攣したという。「揺れました。ものすごく揺れました。でも一滴の血も吐かなかったし、よだれさえ流しませんでしたよ。」しかしアリは、死刑が執行された場所について語る事は許可されていないし、その部屋についての詳細を教える事はできないと説明した。 15 minutes top-secret video Ali said the videotape lasts about 15 minutes. When NEWSWEEK asked to see a copy, Ali said he had already handed the tape over to Maliki's chief of staff. "It is top secret," he said. He would not give the names of officials in attendance, though he estimates there were around 20 observers. One of them, Iraqi National Security Adviser Mouwaffak al-Rubaie, told CNN that Saddam clasped a Koran as the noose was tied around his neck, and refused to wear a hood. He also said that government officials had not decided whether or not to release the videotape. 15分間の極秘ビデオ アリの撮影したビデオは、長さにして約15分間ほど。ニューズウィーク記者がコピーを見る事はできないか尋ねると、アリの答えはこれは「極秘事項」で、もうすでにマリキ首相のチーフスタッフへビデオを渡してしまったということだった。また彼の観測によると約20名ほどの立ち会い人がその場を取り囲んでいたが、出席者の名前は開かせないと言った。 しかし他社のインタビューですでに公けになっているその中の一人、イラクの国防相談役ムーワファク・アルルバイー氏は、CNNのインタビューに答えてこう語っている。「サダムは、絞首刑の縄の輪が首のまわりで結ばれるとき、コーランをしっかりと抱え処刑者の覆面を被ることを拒否した。」また氏の談話によると、政府高官はこのビデオテープを一般公開すべきかどうか決めかねている模様である。(*注:その後30日午前中に、イラク国営テレビ局から処刑のシーンが公開され、メディアを介して直ちに全世界へ速報で伝播された。) 6:05 a.m. in Baghdad time The execution reportedly took place at 6:05 a.m. local time. Prime Minister Maliki did not attend. Ali was greeted as a hero when he returned from the execution a little after 7 a.m., flying in with other officials and landing in two helicopters in the Green Zone. A convoy of 20 or so GMCs and Toyota Land Cruisers waited outside to drive some of the Iraqi officials home. The Iraqi bodyguards, mostly Shiites they said, had passed the time smoking and praying—some prayed on cardboard mats on the street. 死亡時刻:バグダッド現地時間午前6時5分 死刑は現地時間の午前6時5分に執行されたと伝えられる。マリキ首相は処刑には立ち会わなかった。処刑の記録を撮影後、アリは政府高官たちと2機のヘリコプターに同乗して、午前7時ちょっと過ぎに処刑現場からグリーンゾーンへ戻った時点で、ヒーロー扱いされたようである。総勢20台以上のGMCやトヨタ・ランドクルーザーの編隊が、立ち会った高官たちを自宅へ送り届けるために、グリーンゾーンの外で待機していた。彼の説によると、イラク人のボディガードはほとんどがシーア派なので、スンニ派の頭目であったサダムの死刑を心待ちにしており、煙草を吸ったりアラーに祈ったりしながら執行の時を待っていたらしい。ある者は、地面に急ごしらえの段ボールのマットを敷いて祈祷していたという。 Before the dawn It was a cold morning in Baghdad, a few degrees above freezing, and in the post dawn light the guards' breaths could be seen in the air. When the thudding of helicopters began, the body guards rushed towards the entrance to the landing zone. They swarmed around Ali, snapping digital pictures on camera phones and cheering. "Saddam finished, Saddam finished," a guard who gave his name as Mohammed told NEWSWEEK. Ali looked somewhat stunned as he exited, carrying the camera. バグダッドの夜明け 時はバグダッドの凍てついた早朝。氷点下に近い冷え込みで、明け方の薄明かりの中ではガードマンたちの吐く息も白く見えるほどである。処刑場から戻ったヘリコプターの轟音が聞こえた瞬間、ボディガードたちはヘリの着地地点目指して一目散にダッシュした。彼らはアリを取り囲んでカメラフォンでディジタルの記念写真を撮ったり、快挙をほめたたえたりした。モハメッドと言う名のその中のひとりは、ニューズウィーク記者にこう呼びかけた。「サダムは死んだ。サダムはもう死んだよ。」肝心のアリはカメラを抱えたまま興奮しているとはいうものの、あまりの騒ぎに何だかあっけにとられているように見えた。 "This page is over" "All Iraqis will be happy," he says. "This is the most important day for me [as a cameraman,]" he said. "This page [in history] is over, this page is over. All Iraqis will be happy from the north to the south to the east to the west." One of the judges who presided over the execution then came out to the street; Ali jumped in a car with him. The convoy of SUVs drove off, one after the other, with the occasional honk of the horn. 「サダムの章は終わった」 「イラク人はみなハッピーですよ。」アリは感慨深げにこう続ける。「今日はカメラマンとしての自分にとって、一番重要な日です。これで歴史の1ページが幕を閉じました。サダムの章は終わったんです。これで東西南北すべてのイラク人がハッピーになれますよ。」 そのあと死刑執行に立ち会った判事の一人が通りに飛び出し、アリと一緒に待機していたクルマへ飛び乗った。送迎用のSUVの隊列は、一台また一台と時折お祝いのクラクションを鳴らしながら、十二月のバグダッドの薄明の中へと走り去って行った。■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ サダム・フセインのあっけない最期を伝える速報が、米国メディアを介して津波のように押し寄せてきました。まずは処刑当日の目撃者のインタビューから、明日は多分、歴史上の人物としてサダムを評価した各メディアの評論コラムから、抜粋してお伝えします。ブログアップが非常に簡便になったので、「ほぼ日刊」体勢に戻りたいと思います。のんびりと、乞うご期待! ■ 楽園通信 ■ 編集長 ysbee ◀ ブログ村ランキングにぽちっとひと押し ◀ 人気blogランキングへ一票 ◀ 今年は少しがんばろう! ◀ もうひとつよろしく! ................................................................................................................................... 『楽園通信』ご愛読のみなさまへ 現在愛機がオーバーホール中でMacのブログの更新が滞っており、ご迷惑をおかけしております。ちょっと重めの本誌への掲載は新年も大分たってからになりそうなので、ここはひとつ昔登録だけしていたexblogさんを使わせて頂こう……といういきさつです。名前はysbeeがすでに使用済みのためここでは「ysbee-Mac」ですが、おなじみ『楽園通信』のysbee本人ですのでご安心を。(ysさんで結構ですよ。昔はそう呼ばれてましたので。) デザイン的にさみしいのは致し方ありませんが、投稿も更新もぐっと楽になり、むしろ『楽チン通信』と改名したいほど。ただしexciteには同名ブログが存在するので、ここでは本誌の政治評論カテゴリー名『米流時評』をそのままブログタイトルにしました。 昨年苦労しながらコツコツ作って行った例のやっかいなスタイルも、初志貫徹で継続します。オーバーホールが済んだら、あの「おしゃれなのにちょっと手強い」と、その意外性に良くも悪しくも(重くて)うなされる本誌に戻ります。それまではどうぞしばらくご辛抱のほどを、ひらにお願い申し上げまする〜!m(v_v)m
by ysbee-Mac
| 2006-12-30 12:24
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