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2003年3月の侵攻開始以来、すでに4年になろうとしているイラク戦争。米軍戦死者は3,200名以上、2万3千名以上が負傷して身障者となり、イラク一般市民の犠牲者は戦渦に紛れて5万名とも60万名とも言われている。何が驚くと言って、この戦争はアメリカにとって、第二次世界大戦よりも朝鮮戦争よりも長い期間闘っている戦争、という事実である。そして勝利への希望はとうの昔についえ去っている。 ▲ イラク戦争傷病兵リハビリセンターのオープニング。戦線復帰不能の戦傷者だけでも2万3千名以上にのぼる。 __________________________________________________________________ February 15, 2007 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽 園 通 信』デイリー版 y s v o i c e - y s b e e ブッシュの法則・中東逆ドミノ理論:次の攻撃ターゲット・イランへ ムクタダ・アル・サドル 現実論を語る評論家、特に軍事専門家にとっては「引け時はとうに過ぎている。いかに後を濁さずに、双頭の鷲の誇りを傷つけずに飛び立つか?」が現在の論争の焦点である。イラクから引き上げるには、イラク政府自身に強靭な国家の体裁を形成してもらわなくてはならない。しかるに首相のアル・マリキ以下、首脳陣は一握りのシーア派で占められ、端的に言って強硬なシーア派叛徒であるマフディ軍団の頭領、ムクタダ・アル・サドルの傀儡政権なのである。サドル師はイランからの膨大な資金流入で軍団を強化してきた。 ▶ 米軍が手こずるイラクの反乱分子の中でも最強最大の勢力を誇るシーア派のマフディ軍団を率いるムクタダ・アル・サドル師 米軍の真の敵は誰? ではいったい、米軍の真の敵は誰なのか? ムクタダ:もちろん物理的な敵は直接銃弾を撃ち合っている叛徒であるが、その頭目のムクタダを捕えようとしても、アルマリキ政権の庇護によって捕獲できない。 イラン:一方ムクタダの背後に控えるイランのアフマディネジャド大統領は「トップ同士の直接の話し合いで解決しよう」と米国に対し再三の外交的招待状を送りつけてきている。しかしブッシュはかたくなに外交的解決策を拒否し続けてきた。 ▶イラン革命の祖で最高指導者のアヤトヤ・アリ・カメネイ師と欧米列強からの中東自立を唱えるイランのアフマディネジャド大統領 アルマリキ傀儡政権 それならば米国占領軍側の傀儡政権であるアルマリキの政府に、ムクタダに対する断固とした対処を図るように強制すればいいようなものだが、昨年のアマン会談で図らずも、マリキ首相にとってはブッシュよりもムクタダの方が怖い存在である事が露呈してしまった。 また昨年末のサダム・フセイン処刑時にも、ムクタダのマフディ軍団が政府首脳部を操っている実態が隠し撮りのデジカメのビデオにより世界中に流布してしまった。 ▶昨年11月にブッシュが敵国とみなすイランの弟分シリアと20年ぶりに突然国交を回復しダマスカスを表敬訪問するイラクの外相 アマン会談の醜態 昨年10月イランが提唱した中東トップ会談「テヘランサミット」に対抗して、ブッシュは緊急にヨルダンでの「アマンサミット」を提唱し、イラクからマリキ首相を呼び出した。しかしブッシュの他にヨルダン国王も同席する三者会談を嫌ったマリキ首相は「ブッシュに背を向けて会談をすっぽかす」という前代未聞の事態が発生。(第二次大戦後の米国政治史上初の醜態) 慌てたブッシュ側が折れて急遽予定を変更し、ヨルダン国王抜きの一対一の会談を開催。この一件で、マリキ首相にとっては裏で強圧をかけるムクタダ師の方がブッシュよりも畏怖に近い存在である事が、国際的舞台ではからずも露見してしまった。 ▶ブッシュと距離を置くイラクのアルマリキ首相 昨年6月超党派政権を目指して発足したものの現在は出身のシーア派の傀儡政権 一体どの道をとればアメリカにとっての国益なのだろうか? 少なくとも現時点での増兵は、現在の争乱の火に油を注ぐ結果になる事は目に見えている。 しかし、米軍撤退の道を取るとして、その後は誰に解決の鍵を預ければいいのだろうか。 アルマリキ? ムクタダ? アフマディネジャド? スンニ対シーアの宗派戦争 ブッシュは決して後者ふたりは選ばない。なぜなら両者ともシーア派の頭で、中東世界でのブッシュの後見人でスンニ派の代表国サウディアラビアの仇敵だからである。元々この戦争はイラク対アメリカの戦争ではないのだ。アメリカはブッシュの時代に入ってからは、サウディのそして英米石油利権企業の傭兵に成り下がったのである。 【米国時間 2/15/2007 米流時評 編集長 ysbee】 ▶14日に各メディアで報道されたブッシュの記者発表翻訳記事「ブッシュ、イラン攻撃を示唆」へ続く __________________________________________________________________ 追記:9/11が起きたその朝まだ真犯人が確定できていない段階で、当時のCIAテロ担当エキスパートであるリチャード・A・クラークに対して、ブッシュが「イラクがテロの黒幕である証拠を即刻集めろ(捏造?)」と命を下したのは今や悪名高い事実である。証拠捏造を拒否した諜報機関のトップクラスはすべて左遷・戒告処分。CIAやFBIの中でも、政権内部の不正を許さない使命感の強い職員は自ら辞職し、実態暴露の本を次々出版。この件に関するCNNの特別報道番組『CNN Presents: DEAD WRONG』は、2005年8月以来繰り返し放映され、その主題の重要性と勇気に対して、ジャーナリズムとしての栄誉ある賞を受賞している。 __________________________________________________________________ ▼ ぽちぽちっとランキング、よろしくおねがいします! 以下ブログの本誌です ▶ 本誌『楽園通信』カバーページ ▶『楽園通信』全記事アーカイブ ▶『楽園紀行』イタリー編トラベローグ ▶『楽園百撰』ハワイのベスト100 『米流時評』自選コラム・ベスト3 ▶傷だらけの星条旗/米国ジャーナリズムの良心 ▶米国式濃縮ニュース解説/風に聴け精神よ何処へ ▶西暦2003年のコマーシャル/広告と戦争のはざまで
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| 2007-02-15 09:36
| 中近東・イラン問題
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