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【第1報】 米国西部時間20日金曜午後1時 | テキサス州ヒューストン発 月曜のヴァージニア工科大乱射事件の悪夢からまだ醒めやらぬアメリカで、今度はテキサス州ヒューストンのNASAジョンソン・スペースセンターにガンマンが侵入、衛星との交信などを扱うコンピュータ関連の研究所第44号棟が襲われ、現在パトカーが駆けつけ建物を包囲している。犯人及び犠牲者の有無は現時点では一切不明。 【第2報】 米国西部時間午後1時30分 |NASAジョンソンスペースセンターに拳銃を持って侵入した犯人は、同施設下請け業者の雇用人であることが判明した。警察からメディアへの報告では、犯人は単独で現時点ではまだ一発も発射されておらず、死傷者も出ていない模様。 【第3報】 米国西部時間午後2時30分 |NASAジョンソン・スペースセンターに拳銃を持って侵入した犯人は、50〜60才の白人男性で、NASAのコンピュータ技術部門の下請け業者であるジェイコブス・エンジニアリング・グループのスタッフであることが判った。現在ヒューストン市警、テキサス州警察、FBI が、犯人のろう城現場、センターの44号棟を包囲して説得中。 【第4報】 米国西部時間午後4時30分 |警察の発表によると、ヒューストンのジョンソン・スペースセンターに拳銃を持って侵入した犯人は、センターの44号棟2階に2人の女性を人質にして立てこもっていたが、女性の一人の胸部を撃って射殺したあと犯人自身も頭部を撃って自殺した。もうひとりの女性は足と腕を撃たれたが、救急車で病院に収容された。 【第5報】 米国西部時間午後5時10分 |20日金曜午後、NASAジョンソン・スペースセンターの下請け業者スタッフである50〜60才代の白人男性が、拳銃を持ってセンター内にある44号棟ビルの2階で女性2人を人質にしてたてこもった。最初に女性の一人の胸部を撃って射殺したあと、ろう城は4時間続いたが、午後5時頃犯人自身も胸を撃って自殺。ろう城の早い時点午後1時40分頃に2発の銃声が聞かれ、最後の一発は午後5時に聞こえたと、地元のドゥエイン・レディ警察署長は発表した。人質になったもうひとりの女性は、ガムテープで椅子に縛り付けられ、足と腕を撃たれていたが、一命はとりとめ救急車で病院に収容された模様。 殺された被害者はビバリー・デーヴィッドさんで、ろう城の早い時点で射殺されたものと地元のドゥエイン・レディ警察署長が発表。当初の報告では、現地時間で午後1時40分ごろ二つの銃声が聞こえ、そのあと5時前後にもう一発聞こえたという。NASAの職員名簿によると、死亡者はNASAの正規職員だった。二人目の人質となったのはフラン・クレンショーさんで、ダックテープで椅子に縛り付けられたあと自力で逃げ出したものと思われる。職員名簿によると、クレンショーさんはNASAの契約外注企業MRIテクノロジーからの派遣社員である。 【2007年4月20日 米流時評 ysbee】 __________________________________________________________________ APRIL 20, 2007 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽 園 通 信』デイリー版 NBC News | MSNBC.com NASAスペースセンター人質事件 包囲した警官との銃撃戦で1名死亡1名負傷の後、犯人も自殺 米国時間 2007年4月20日 | NBCニュース速報/msnbc.com | 訳:『米流時評』ysbee Gunman Kills Hostage, Self at NASA Space Center One Other Hostage Found Alive at Johnson Space Center Building 1. Gunman, a NASA staff The gunman, identified as William Phillips, was an employee of Jacobs Engineering of Pasadena, Calif. Phillips shot himself once in the head more than three hours after barricading himself on the second floor of Building 44, which houses communications and tracking development lab, Ready said. The gun was a snub-nosed revolver, either .38 or .357-caliber, Ready said. Ready described Phillips as being between 50 and 60 years old. He declined to speculate on what his motive might have been, but based on the reports from co-workers, the motive may have been work-related. Police were unable to talk to the gunman during the ordeal, despite repeated attempts to reach him. 写真右:人質射殺事件がおきたテキサス州ヒューストンNASAジョンソンスペースセンターの研究室ビル44号棟 NASAの契約外注企業からの派遣社員 人質死傷事件の犯人は、カリフォルニア州パサデナのジェイコブス・エンジニアリングの従業員、ウィリアム・フィリップスと身柄が確認された。フィリップスはセンター内44号棟の2階にバリケードを築いて立てこもり、3時間以上にわたってろう城した挙げ句、自らの頭を撃って自殺した。使用した銃は38ミリか35.7ミリの大口径リボルバーと思われる、と地元警察のレディ署長は報告した。フィリップスは50〜60才の白人男性。動機はまだ不明であるが、同僚の話では職場の状況にあるかも知れないとのこと。ろう城の間中警察側は何度も犯人に話し合いを呼びかけたが、反応はなかったようである。 2. Unmarried, no children, lived alone Michael Coats, director of the Johnson Space Center, said Phillips was unmarried, had no children and apparently lived alone. Co-workers told MSNBC.com on condition of anonymity that Phillips was long considered an office hothead. He did not work at Building 44, but rather at a nearby office building, they said. The gunman was an employee of Jacobs Engineering, which has an engineering technical support contract with NASA, said Jacobs executive vice president John Prosser. "We understand it is one of our employees," Prosser said. "Beyond that, we have no comment." 犯人は一人暮らしの50代独身エンジニア ジョンソンスペースセンターのマイケル・コーツ所長は、犯人のフィリップスについて、独身で子どももおらず、一人暮らしだったと語っている。職場の同僚らが匿名でMSNBC.comに伝えるところによると、フィリップスは職場では長らくかっと頭に血ののぼりやすい性格として通っていたらしい。しかし彼の職場は44号棟ではなく、近くの別のビルだったという。一方、雇用元のジェイコブス・エンジニアリング社のジョン・プロッサー取締役副社長は「フィリップスは、NASAのエンジニアリングテクノロジーのサポート企業である弊社の従業員です。それ以外は一切コメントできません」と取材陣に答えている。 3. Review the agency's security A NASA spokesman said the agency would likely review its security. "Any organization would take a good, hard look at the kind of review process we have with people," Doug Peterson said. To enter NASA, workers flash an ID badge as they drive past a security guard. The badge allows the workers access to designated buildings. Building 44 was evacuated shortly after gunshots were heard, and SWAT officers surrounded the building, which houses communications and a tracking development laboratory. 施設のセキュリティ総点検 NASAのダグ・ピータースン広報官は、センター全体の保安体制を総点検する予定で「いかなる施設においても人の出入りには厳しい目でチェックする体制をとるべき」と語った。NASAに入所する場合は、セキュリティのチェックポイントで身分証明のバッジを提示することになっている。職員はこのバッジを自分が勤務するビルへ出入りする際にも提示しなければならない。 (写真右:NASAエイムズリサーチセンターでミサイルに搭載する弾頭のコンピュータ回路部分を取り扱う技術者) 犯行現場となった44号棟は、衛星との連絡通信や軌道追跡の技術開発研究室として使用されているが、最初に銃声が聞こえてすぐに職員が避難したあと、テキサス州警察のSWATチーム(特別機動班)がビルを包囲した。 4. Campus blocked off, school evacuated NASA employees and contract workers were kept informed of the situation by e-mail, including the first one which began, "We have a report of a weapon in Building 44." Roads within the 1,600-acre campus were blocked off. A nearby middle school also kept its teachers and students inside as the school day ended, but reopened to allow students to leave. Another NASA spokesman, James Hartsfield, said the building was "one of the smaller" office buildings on the JSC campus, where Mission Control is based. Building 44 is not near Mission Control. He declined to speculate on how a person would get a gun inside NASA security. Doors to Mission Control were locked as is standard procedure. NASA Director of External Relations Eileen Hawley said NASA would study the situation when it was defused to see if any policies needed to be changed. センターに警報、近接学校の生徒避難 NASAの正規職員と外注企業からの派遣社員は、事件発生以来メールで状況経過を知らされていたが、一番最初の警告メールには「44号棟で凶器の報告あり」となっていた。延べ1600エーカー(約6.5平方キロメートル)のNASAの敷地内を走る道路はすべて交通止めとなった。現場に近い敷地内の中学校では、教師と生徒に対して校内に控えているように警告が出されたが、夕方には解除され生徒は下校した。 NASAのもうひとりの広報官ジェームズ・ハーツフィールド氏は、現場の建物に関して「スペースシャトルのコントロールを主要任務とするジョンソンスペースセンターの中でも、比較的小さなオフィスビルのひとつである」と説明した。広報官からは、犯人がどのようにしてNASAの厳重な保安体制をくぐって、銃を内部へ持ち込めたのかという質問には答えなかった。44号棟は、ミッションコントロールセンターからは離れている。ミッションコントロールセンターへの入口は、保安基準として普段はすべてロックされている。NASAの広報関係部長のアイリーン・ホーリーさんは、NASAはどんな状況下でこれらの保安基準が曲げられたのか、厳しく調査するつもりだと述べた。 5. Distance from Mission Control buildings Building 44 is a two-story communications and engineering office building set off in a relatively isolated area of Johnson Space Center's sprawling campus, some distance from the Mission Control buildings. "The building primarily consists of office space and a few labs to support tracking of spacecraft, such as the international space station and the space shuttle when it's flying," NASA said in an advisory. Security officials were looking into the possibility that the facility was connected to other buildings via underground tunnels. Ready said the FBI would join the investigation because it is a federal facility. "Everybody I've seen is shocked that something like this would happen here. It's almost a collegial environment," Peterson said. 写真右:フロリダ州にあるNASAのケープ・ケネディ基地から打ち上げられるデルタ2ロケット発射の瞬間 ミッション・コントロールセンターは無事 44号棟は2階建ての、コミュニケーション・エンジニアリング・オフィスのあるビルで、巨大な建物が延々と連なるジョンソンスペースセンターの中にあっては、比較的孤立した位置に建っており、センターの眼目であるミッションコントロールのビルからは離れている。「このビルは基本的には、現在飛行中のインターナショナルスペースステーションとかスペースシャトルのような、NASAの飛行物体の運航軌道を追跡調査するのをサポートする、いくつかのラボとオフィス用に使われてきました」とNASA側から補足説明があった。また、今回の施設が地下のトンネルを通じてほかの施設と連結していないかどうかも、保安要員が調べている最中だと語った。レディ署長は、NASAは連邦政府に所属する施設なので、連邦警察であるFBI が捜査に加わったと説明した。NASAのピータースン広報官は「こんな事件がここで起るなんて、誰もがみなショックを隠せないでいる。これじゃまるで大学と変わりない(危険な)環境です」と事件に対する感想を語った。 6. Preps for space shuttle mission on 6/8 NASA spokeswoman Eileen Hawley told reporters that the incident caused "absolutely no disruptions to center operations." A Soyuz craft is due to bring U.S. and Russian astronauts along with billionaire space passenger Charles Simonyi back to Earth on Saturday, but that operation is being managed from Russian Mission Control near Moscow, with the landing targeted for Kazakhstan. Johnson Space Center is also preparing for a space shuttle mission as early as June 8. 6月8日のシャトル打上げ準備中 NASAのアイリーン・ホーリー広報官からの記者発表では、今回の事件でスペースセンターが業務に支障をきたすことは一切ないと報告された。米国時間で明日土曜には、民間人として宇宙旅行を体験した億万長者のチャールズ・シモニー氏も参加した、米国とロシアの宇宙飛行士が回遊したロシアの宇宙衛星ソユーズが、地球に回収されカザクスタンに着地(着水)する予定である。この衛星のオペレーションはすべてモスクワのロシア・スペースミッション・コントロールセンターで管理しているので支障はない模様。またジョンソン・スペースセンターでは、計画が順調に進めば6月8日にスペースシャトル打ち上げの予定である。 【2007年4月20日 訳:ysbee】 NASAのオフィシャルサイトホームページ | NASAの最新ニュース | NASAのマルチメディア NASAのヒストリー | NASAジョンソンスペースセンター | NASAエイムズリサーチセンター __________________________________________________________________ ▼ クリックしてブログの各ランキングへのご投票を、どうぞよろしくおねがいします! みなさまのおかげで2つのランキングでトップになりました。ご愛読たいへんありがとうございます。 おかげさまで2位をキープです! 政治ブログに参加しています よろしく! 全国区はきびしい 牛歩の歩みですがぽちっ! こちらもトップをめざしてクリック! テクノラティはお気に入りブログの更新内容が一覧できて大変便利です __________________________________________________________________ 1月から4月までの『米流時評』へ 以下2006年版本誌『楽園通信』です ▶ 本誌『楽園通信』カバーページ ▶『楽園通信』全記事アーカイブ ▶『楽園紀行』イタリー編トラベローグ ▶『楽園百撰』ハワイのベスト100 『米流時評』自選コラム・ベスト3 ▶ 傷だらけの星条旗/米国ジャーナリズムの良心 ▶ 米国式濃縮ニュース解説/風に聴け精神よ何処へ ▶ 西暦2003年のコマーシャル/広告と戦争のはざまで #
by ysbee-Mac
| 2007-04-20 05:10
| 米国ジャーナリズム
The Perfect Stranger |What Went Wrong? The Loner's Avenge Seen through the Multi-Media Manifest 2007年4月19日 米流時評 | ysvoice by ysbee Revenger's Paranoia 米国永住権を有する23才の韓国人移民チョ・スンヒは、月曜朝ヴァージニア州立工科大学構内の学生寮と講義棟で拳銃を乱射し、結果的に前代未聞の32名の学生や教授の命を奪うという、米国史上最悪の大量射殺事件を起こした。最後にチョ自らも撃って果てたが、自作自演のおぞましい「マルチメディア・マニフェスト」(NBCのタイトル)を見る限りでは、ひとりよがりな怨念を自閉症的傾向の中で増殖し、7年前のコロンバイン高校の射殺事件にヒントを得たような戦術で、被害妄想とも言えるパラノイアの論拠に立った「たったひとりの戦争」を遂行したように思える。 その原因、その経過、その結果は、チョが全国ネットのメディアへ送った「殺人宣言ビデオ」で自ら語るように、彼の言葉を借りるなら「ヘドニズム的アメリカ社会への復讐」であるらしい。死後に見る生前の自白で、少なくとも犯罪者の動機は明らかになった。一連の謎はこの「凶行のプレゼン」によって、当局の断定を待たずに図らずも解明されたようではあるのだが…… しかしこの国のもっと深い病根は、アメリカ独特の「バイオレンス・カルチャー」であるような気がしてならない。殺人で始まり爆破シーンで終わる安直なアクション映画。ひまさえあればうつむいてシュート!キル!をロボットのようにリピートするビデオゲームに夢中の子どもたち。ニュースチャンネルをつければ、イラクからの自爆テロや殺戮のグロテスクな画面が際限なく送られてくる。一日のうちに何度となく「5 killed」「40 dead」というバグダッドからのレポートが、まるで天気予報か交通情報のように、もはや何の感慨もなく日常生活の背景の騒音として流れている。「Death Culture=死の文化」これが戦争を起こした国の、甘受しなければならない非情な日常なのだろうか? もうひとつ考えられるのは、もしかしたら「immigrant's complex=移民コンプレックス」という、いまだ命名されていない異文化の摩擦が起こす精神的消耗が、暴力という発火点で引火した「気化したガソリン」であったのかも知れないという観測である。私自身日本からアメリカへと移民してきた経過がある。だからある程度の違和感、ある程度の疎外感、それらを解消するある程度の努力はしてきたかもしれないので「ある程度の」社会的背景は判らなくもない。 しかしなぜ、他人の命を強引に奪ってまでも、自己の存在を主張しなければならなかったのか? 夢と希望を託して渡ってきた「異邦人」。アメリカインディアンとエスキモーをのぞいて、そもそもはアメリカ国民の全ての先祖が、この国に移民してきた異邦人であったはずだ。しかし彼らを、いや我々を挫折させるような社会の閉塞状況が、実は見えないガラスの天井のように今日のアメリカという国の上に覆いかぶさっているのではないだろうか? 今回の事件は、この朝鮮人移民ひとりだけの特殊な精神病理学的ケースなのだろうか? それとも、現在のアメリカ社会に目に見えず張りめぐらされた、危険な精神的地雷原に踏み込んだ先兵なのだろうか? 【2007年4月19日 米流時評 ysbee記】 __________________________________________________________________ APRIL 19, 2007 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽 園 通 信』デイリー版 ヴァージニア工科大の惨劇 | 関連記事リンク | MSNBC.com ヴァージニア工科大から実況中継でレポートするNBCナイトリーニュースのアンカー、ブライアン・ウィリアムス • NBC本社に届いた犯行宣言ビデオパッケージ VIDEO: 'Multi-Media Manifesto' April 18: Virginia Tech gunman Cho Seung-Hui sent what NBC Anchor Brian Williams referred to as a "multimedia manifesto" to NBC between shootings. NBC's Pete Williams reports. • Timeline: What We Know • Victims of Virginia Tech • Massacre of Virginia Tech Section: • Killer's Multi-media Manifesto • South Korea in Shock over Shooting __________________________________________________________________ ▼ クリックしてブログの各ランキングへのご投票を、どうぞよろしくおねがいします! みなさまのおかげで2つのランキングでトップになりました。ご愛読たいへんありがとうございます。 おかげさまで2位をキープです! 政治ブログに参加しています よろしく! 全国区はきびしい 牛歩の歩みですがぽちっ! こちらもトップをめざしてクリック! テクノラティはお気に入りブログの更新内容が一覧できて大変便利です __________________________________________________________________ 5月からの『米流時評』へ 以下2006年版本誌『楽園通信』です ▶ 本誌『楽園通信』カバーページ ▶『楽園通信』全記事アーカイブ ▶『楽園紀行』イタリー編トラベローグ ▶『楽園百撰』ハワイのベスト100 『米流時評』自選コラム・ベスト3 ▶ 傷だらけの星条旗/米国ジャーナリズムの良心 ▶ 米国式濃縮ニュース解説/風に聴け精神よ何処へ ▶ 西暦2003年のコマーシャル/広告と戦争のはざまで #
by ysbee-Mac
| 2007-04-19 11:04
| 米国ジャーナリズム
米射殺事件犯人月曜2度の事件の合間にビデオを郵送? 2007年4月18日 NBC News/MSNBC.com | ニューヨーク発 | 訳:ysbee 月曜朝、最初にヴァージニア工科大の学生寮で2人を射殺した後、同大の講義室で30人を惨殺する前、この2つの事件の合間に、犯人のチョ・スンヒは今回の凶行に出た覚悟を自ら語ったビデオと写真、そして1800ワードの声明書のような27ページのプリントを、小荷物パッケージにしてNBCニュースへ送った事実が明らかになったと、水曜NBCネットワークから発表された。 ▲ 写真上:NBC本社に郵送された、凶行の6日前に自ら撮った犯行宣言ビデオと写真でポーズをとるチョ・スンヒ ▼ 写真下:犯行2日後の18日水曜朝ニューヨークのNBC本社に届いた犯行宣言ビデオについて臨時ニュースで報道 ‘This didn’t have to happen,’ says message mailed between shootings BLACKSBURG, Va. | APRIL 18, 2007 — Sometime after he killed two people in a Virginia university dormitory but before he slaughtered 30 more in a classroom building Monday morning, Cho Seung-Hui mailed NBC News a rambling communication and videos about his grievances, the network said Wednesday. Cho, 23, a senior English major at Virginia Polytechnic Institute and State University, killed 32 people in two attacks before taking his own life. __________________________________________________________________ APRIL 18, 2007 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽 園 通 信』デイリー版 NBC News |MSNBC.com ||| チョ・スンヒ犯行宣言ビデオ ||| 'Multi-Media Manifest' Package Sent to NBC News 1. Long, “rambling, manifesto-like statement NBC News President Steve Capus said the network received the package in Wednesday morning's mail delivery and immediately turned the material over to FBI agents in New York. The FBI is assisting Virginia State Police in the investigation. The package included a long, “rambling, manifesto-like statement embedded with a series of photographs,” Capus said. The material is “hard-to-follow ... disturbing, very disturbing — very angry, profanity-laced,” he said. It does not include any images of the shootings Monday, but it does include “vague references,” including “things like ‘This didn’t have to happen,’ ” Capus said in an interview late Wednesday afternoon. 狂気のプレゼンテーション NBCニュースのスティーブ・キャパス社長は、ニューヨーク、マンハッタンにあるNBCネットワーク本社で、水曜朝配達された郵送小包を受け取ったが、差出人など不審な点があるため、ニューヨーク市のFBI捜査官にそのパッケージを移管した。FBIは現在ヴァージニア工科大乱射事件でヴァージニア州警察の捜査に協力中である。 パッケージの中味は「一連の写真を挿入した延々と続くマニフェストのような声明書」が梱包されていたとキャパス氏は報告する。その内容は、氏いわく「何を言ってるかつかみにくい……救いようのない、ひどく気分を害するひどく怒りに満ちた罵詈雑言の羅列」と印象を語っている。その「犯行のプレゼンテーション」らしきビデオや書類の中には、月曜の射殺事件そのもののイメージは含まれていなかったが、「こんな事は起るべきじゃなかったんだ」などという事件についての「漠然とした表現」が過去形で言い表されている、とキャパス氏は水曜午後、同ネットワークであるNBCニュースとMSNBCの放送で語っている。 Capus said gloved NBC security personnel handled the package very carefully as soon as it arrived. The network immediately called the FBI and turned it over. The package bore a U.S. Postal Service stamp recording that it had been received at a Virginia post office at 9:01 a.m. ET Monday, about an hour and 45 minutes after Cho shot two people in the West Ambler Johnston residence hall on the Virginia Tech campus and shortly before Cho entered Norris Hall, where he killed 30 more people. “We probably would have received the mail earlier had it not been that he had the wrong address and ZIP code,” Capus said. Among the materials are 23 QuickTime video files showing Cho talking directly to the camera about his hatred of the wealthy, Capus said. 2つの乱射事件の合間に郵便局で発送? キャパス氏は「郵送が届いた時点ですぐにNBCのセキュリティスタッフが、指紋がつかないように手袋をはめ注意深くパッケージを取り扱った」と状況を説明する。NBCネットワークはただちにFBIを呼んで、そのパッケージを渡した。パッケージの発送ラベルには、米国東部時間で16日月曜午前9時1分に、ヴァージニアのブラックスバーグ郵便局で受け付けた記録があった。この時間は、ヴァージニア工科大の構内のウェストアンブラージョンストン寮でチョが二人の学生を射殺してから1時間45分後であり、そのあと同じ大学構内のノリスホールへ侵入して、そこで30人もの学生や教授を殺した時間よりも少し前の時刻にあたる。 「もし犯人が間違った住所と郵便番号を書いていなければ(正しいアドレスだったら)、多分もっと早くにこのパッケージが届いていたんじゃないかと思います。」キャパス氏の説明によると、パッケージの中味には、カメラに向かって金持ちに対する憎しみをぶちまけるチョを撮った、23本のQuickTimeのビデオクリップが入っていたという。 受付時刻は16日月曜の午前9時1分で翌日配達扱い(ニューヨークとヴァージニア州は隣接)しかし郵便番号と住所の番地が間違っていたためマンハッタンのロックフェラーセンターにあるNBC本部に配達されたのは2日後の水曜早朝 差出人名が「A. Ishmael」とあるがこれはチョの死体の腕に赤インクで書かれた「Ax Ismael」と奇しくも呼応する 3. Sent to a mental facility by stalking As early as 2005, police and school administrators were wrestling with what to do with Cho, who was accused of stalking two female students and was sent to a mental health facility after police obtained a temporary detention order. The two women complained to campus police that Cho was contacting them with “annoying” telephone calls and e-mail messages in November and December 2005, campus Police Chief Wendell Flinchum said. Cho was referred to the university’s disciplinary system, but Flinchum said the woman declined to press charges, and the case apparently never reached a hearing. '05年末にストーカーであやうく施設保護処分 2005年の前半のことだが、2人の女子学生にストーカー行為をはたらいたとして訴えられ、その結果警察から一時的保護観察処分の警告を受けたあと精神衛生施設へ送られたチョに対して、警察当局と大学本部はどう対処したものかと揉めていた。 2005年の11月から12月にかけて、チョがいたずら電話やe-メールでコンタクトをとろうとするので、この二人の女生徒はキャンパス専属の警察へ苦情を訴えた、と大学警察のウェンデル・フリンチャム署長は経過報告をしている。その結果チョは大学規約に反するので休学・退学処分に該当するところだったが、当事者の女性は両人とも法的な起訴を却下したので、このケースは大学本部の審議会にかけられる事なく見逃しになったいきさつがあった。 4. Detention order issued However, after the second incident, the department received a call from an acquaintance of Cho’s, who was concerned that he might be suicidal, Flinchum said. Police obtained a temporary detention order from a local magistrate, and in December of that year, Cho was voluntarily but briefly admitted to Carilion St. Albans Behavioral Health Center in Radford, NBC News’ Jim Popkin reported. To issue a detention order under Virginia law, a magistrate must find both that the subject is “mentally ill and in need of hospitalization or treatment” and that the subject is “an imminent danger to himself or others, or is so seriously mentally ill as to be substantially unable to care for himself.” 自殺傾向で保護観察処分 しかしながら、その後2度目の事件が起る。学部へチョの知人から電話があり、チョは自殺を企てる怖れがあるというのである。大学警察は、地元の管轄担当者からテンポラリーの保護観察処分の書類を発行してもらい、その年の12月にはチョの合意の元に、ラドフォードにあるカリリオン・セント・アルバンズ矯正センターへ短期間入院したと、NBCニュースのジム・ポプキンレポーターは調査報告している。 ヴァージニア州の法令で保護観察処分を発令するには、次のふたつの条件を満たす事が求められている。そのひとつは「精神的に障害があり、入院あるいは治療を要する状態」。もうひとつは「彼自身あるいはほかの者の身に危険が差し迫っているか、精神障害がひどいため根本的に自分の身の回りの始末もできないような状態」という条件である。 5. Mental doctor's misjudgment? According to a doctor’s report accompanying the order, which was first reported by the Richmond Times-Dispatch, Cho was “depressed,” but “his insight and judgment are normal.” The doctor, a clinical psychologist who was not identified, noted that Cho “denies suicidal ideations.” Under the law, the magistrate could have issued a stronger detention order mandating inpatient treatment, but there was no indication Wednesday that such an order was ever entered. A spokesman for Carilion St. Albans told NBC News that he could not discuss Cho’s case because of patient confidentiality and privacy laws, but he said the hospital was cooperating with the investigation. 精神分析医の誤診で施設入院回避? 地元の新聞リッチモンドタイムズ・デスパッチ紙に掲載された記事によると、更生施設のセンターへの入所に付き添った医師の談話として、チョは「鬱状態」だが「知力と判断力は正常」だったと報告している。この医師は匿名希望の精神分析医であるが、その当時チョに「自殺願望」の兆候があることを否定していた。州の条例によって更正責任者は、患者に対して施設に隔離するなどしてもっと強制力のある恒常的治療法を指定する事も出来たはずだが、水曜の時点ではこれらの要請が発令されたことを示す記録は皆無である。 カリリオン・セント・アルバンズセンターの広報担当者は、この件に関するNBCニュースの質問に対して、患者の機密事項とプライバシーを守る法律に反するのでチョのケースについて言及する事はできないが、現在施設側では警察の捜査に協力している最中だと回答した。 6. No criminal records till Monday Otherwise, Flinchum said, there were no further police incidents involving Cho until the deadly shootings Monday, first in a young woman’s dormitory room and then at a classroom building across campus. Neither of the alleged stalking victims was among the victims Monday. In addition to the 33 people confirmed dead, including the gunman, nine people remained in hospitals in stable condition, hospital authorities said. 凶行までの犯罪歴皆無が仇に フリンチャム署長の記者発表によると、月曜に女子寮と構内の反対側で射殺事件が起きるまでは、それ以外はチョが関わり合いになった警察沙汰になるような事件はなかったという。ストーカー行為の2人の被害者も、月曜の犠牲者の中に含まれてはいない。犯人も含めて33人という米国史上始まって以来の単独犯による大量射殺事件。病院側の発表では、かろうじて命は助かった負傷者がまだ9人、絶対安静の状態であるという。 【米国時間 2007年4月18日 訳:『米流時評』ysbee】 __________________________________________________________________ ヴァージニア工科大の惨劇 | 関連記事リンク MSNBC.com • VIDEO: 'Multimedia manifesto' sent to NBC April 18: Virginia Tech gunman Cho Seung-Hui sent what NBC Anchor Brian Williams referred to as a "multimedia manifesto" to NBC between shootings. NBC's Pete Williams reports. • Timeline: What We Know | • Victims of Virginia Tech • Massacre of Virginia Tech Section: • Va. Tech Killer's Multi-media Manifesto • South Korea in Shock over Shooting ▼ クリックしてブログの各ランキングへのご投票を、どうぞよろしくおねがいします! みなさまのおかげで2つのランキングでトップになりました。ご愛読たいへんありがとうございます。 おかげさまで2位をキープです! 政治ブログに参加しています よろしく! 全国区はきびしい 牛歩の歩みですがぽちっ! こちらもトップをめざしてクリック! テクノラティはお気に入りブログの更新内容が一覧できて大変便利です __________________________________________________________________ 5月からの『米流時評』へ 以下2006年版本誌『楽園通信』です ▶ 本誌『楽園通信』カバーページ ▶『楽園通信』全記事アーカイブ ▶『楽園紀行』イタリー編トラベローグ ▶『楽園百撰』ハワイのベスト100 #
by ysbee-Mac
| 2007-04-18 08:15
| 米国ジャーナリズム
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